11月28日、犬蔵の農家2軒、稗原の都市型福祉農園をめざす「はぐるま稗原農園」を回りました。
9時半に犬蔵バス停(尻手黒川道路沿い)に集合。17人の参加者と、スタッフ10人で出発。あいにくの曇り空の中、冬支度でのウォーキングとなりました。
1軒目は、犬蔵1丁目の横山隆行さん、紀恵子さんの横山農園。横山さんは無農薬栽培で動物性肥料も使わずに、野菜、梅、ブルーベリー、レモン、栗などを栽培しています。梅は梅干し、ジャムに加工し、セレサモスに出荷しています。農業の傍ら日本雅楽協会にも関わり海外にご家族で雅楽の演奏旅行に行かれることも。海外を旅した経験から紀恵子さんは「野菜の作り方の基本を知っていれば、どこに行ってもそこで食べ物を栽培して生きていける」のお話は印象的でした。
2軒目は、同じく犬蔵1丁目の横山純子さんの横山農園。やはり無農薬で、露地栽培で葉物、イモ類など旬の野菜を栽培。最近は柑橘類も多種栽培しており、無農薬のレモンは人気とのこと。出荷先は、高津区、中原区のカフェで旬の素材を生かしたスイーツの素材としても愛用されているそうです。最近では溝の口のノクティ内にある「無印良品」にも出荷、横山農園のコーナーができています。
最後に、北部市場で休憩をはさみ、稗原の都市型福祉農園を目指す「はぐるま稗原農園」に。
社会福祉法人はぐるまの会の福祉農園として開園10年。今では障害の有無に関係なく、力いっぱい働く喜びを体感することができる農業は、無くてはならない仲間たちの社会参加の手段、誇れる仕事となっているそうです。栽培したハーブから作られたハーブティーをごちそうになり、身体も心も温まりました。